苫小牧の名前は、アイヌ民族のアイヌ語に由来するものとされています。
アイヌ民族とは、日本とロシアにまたがる北方先住民族で、北海道や樺太などで生活していた民族です。
苫小牧とはアイヌ語で「トーマコマナイ」(沼の山奥にある河)と言われていたことに由来しています。
細かく分けると、トー(沼の)、マコマ(山奥の)、ナイ(河)といった感じです。
そう呼ばれていた地域が日本語訛りになって「とまこまい」になったようです。
「とまこまい」は最初は「トマコマイ」とカタカナ表記され、漢字ではありませんでした。
明治6年に初めて「苫細」と漢字表記され、この漢字が約一年半ほど使用されていました。
その後、「苫小牧」と改められたのですが、そこにちょっと面白い話があります。
本来、マイとは読まない「牧」という漢字がなぜ用いられたのか。やはりそこが気になりますよね。
それは、開拓使東京出張所庶務課の小牧昌業さんが「苫細」と書こうとしたところ、
間違えて書き慣れている自分の名前の「小牧」と書いてしまったことが「苫小牧」と表記されるようになったきっかけなんだそうです。
つまり、「苫細」から「苫小牧」に漢字が改められたこと自体が「小牧さん」の書き間違いなんだそうです。
「枚(マイ)」と「牧(マキ)」を書き間違えるのなら、まだ話は分かりますが、自分の名前を書いてしまうなんて・・・。
結構うっかりした方だったのでしょうか(笑)
でも、そんなことで地名の漢字を変えてしまっていいんでしょうか?
地名に関する情報はかなりいろいろなものがあり、たまにこういうちょっと面白い説もあったり、かなりウソっぽい情報もあったり、調べると結構楽しいですよね。
ちなみに、北海道には苫小牧だけでなく、アイヌ語に由来する名前の地名がたくさんあります。
そちらの情報もいくつかご紹介いたします!!
留萌(ルモイ)「ルルモッペ」(潮が奥深く入る川)
美唄(ビバイ)「ピパ・オ・イ」(カラス貝の多く棲む沼)
幌延(ホロノベ)「ポロ・ヌプ」(大きい・野原=大平原)
などなど、調べてみると北海道北部はかなりの数の地名がアイヌ語に由来していて、ここには書ききれないほどでした。
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